NPO法人 日本卵殻膜推進協会

「卵殻膜」とは

卵殻膜とコラーゲンの関係

コラーゲンはたんぱく質の1種で私たちの皮膚や筋肉、内臓、骨、関節、髪などのあらゆる組織に含まれています。現在では30種類以上存在することが報告されています。
数あるコラーゲンの種類のうち、皮膚はその約70%がⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンで構成されています。
Ⅰ型コラーゲンは強くて硬い線維性コラーゲン、Ⅲ型コラーゲンは細くてやわらかい繊維性コラーゲンであり、組織の弾力性に関与していると言われています。
また、人類は成長に伴い様々な外的因子からのバリア機能を果たすため、年を経るにつれⅠ型とⅢ型の比率を変更しています。
つまり年齢を重ねるほど、Ⅰ型コラーゲンの比率が増えてゆき、その結果皮膚は丈夫になると同時に硬くなっていきます。
その逆にⅢ型コラーゲンは赤ちゃんのときに最も多く含まれ、加齢とともに減少するため、肌の弾力やみずみずしさが失われていきます。
さらに、火傷や切り傷など皮膚が損傷した時の細胞を修復する過程においては一番初めにⅢ型コラーゲンによって始まり、その後Ⅰ型コラーゲンの比率が増加することによって完治します。このことからもⅢ型コラーゲンは修復機能の高いコラーゲンと言えます。
ここで注目されるのが、卵殻膜の細胞増殖効果です。卵殻膜成分によってヒト線維芽細胞が活性化・増殖し、Ⅲ型コラーゲンの発現量が増加したという研究結果が2008年に発表されました。
さらに、2010年にはヒアルロン酸の増殖効果も確認されています。
このことにより、人類の永遠のテーマであるアンチエイジングに対応する一つの方向性が見えてきました。