NPO法人 日本卵殻膜推進協会

「卵殻膜」とは

卵殻膜

親鳥が卵を産み落とした後、一定の期間温めるだけでヒヨコが生まれるという事実は鳥類が誕生した時点から、この地球上で起こっていた"事例"です。
哺乳類と違い、いったん産み落とされた卵は外気にさらされ気温や湿度の変化、また衛生面においては生存のために適している状態であるとは言えません。
しかし、そのような厳しい環境下でも一定の温度環境の中で元気にヒヨコは卵の殻を破って誕生します。 つまり、人間のように母体とへその緒と栄養でつながっていない卵はヒヨコに生命を与えるために必要な要素を備えた発育器と言えます。中でも卵の内側にあるわずか0.07mmの薄い膜『卵殻膜』は殻の内側に密着するようにヒヨコをやさしく包み込んで外部の微生物から守り、発育時に100億の細胞を増殖、分化、生命維持に関与して、誕生へと導くことに関係していることが分かりました。
卵殻膜の主成分は線維状のたんぱく質で約20種類のアミノ酸で構成されています。
しかも、その組成は人間の皮膚や他の部位のアミノ酸組成と非常に近い構成であり、さらにコラーゲンとヒアルロン酸を含有しているといった特徴を持つ、自然界における唯一の素材です。
つまり、卵殻膜には人類の健康ために大きく寄与する無限の可能性が秘められていると言え、現在はその未知なる効果・効能を実証するために、東京大学をはじめとした各研究機関において様々な研究が進められています。